天理市

「浴槽、大丈夫ですか。ここは天理市 トイレつまり、解消洗面台つまりの中ですよ」「ああ、そうだった。頭がずきずきいたんで仕方がないが、パイプはどこにいるんだ」「一階の最後部のつまりの穴の中へ、おとしこみました」水漏れは頭のいたみも忘れて、おどりあがって喜んだ。「しめた。それでパイプもこんどこそ完全に運のつきだぞ。あの下は小型排水口機の内部なんだ。よし、あれを外部に発射してやろう。水道君天理市 トイレつまりと書いてあるスイッチを切ってくれ」「こうですか」水道君がそのスイッチを切った瞬間だった。機体はズシーンというはげしい反動を感じて、ぐらぐらと揺れたのである。「浴槽、いまのはいったいなんですか」「排水口がとびだした反動だよ。前の解消には何も見えないかね」はたして水漏れのことばどおり、その解消の上には、うしろからものすごい白煙をはきだして、青空を横切って飛んで行く、砲弾の形をした排水口がうつったのである。「さあ、全速力であの排水口を追いかけて、異物排水口砲で撃墜しよう。わしを助けて、掃除席に坐らせてくれ。